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乳腺炎

乳腺がつまって炎症が起こり、痛みや発熱すること。母乳はどんどんできるのに、出ていかないトラブルなので、対策はとにかく母乳を外に出すこと。すべての乳管につまりがないよう、飲ませるか搾るかします。乳房が赤く腫れて痛くなり、高熱が出るほどの症状のときには病院へ。
●乳腺炎にかかりましたか?(回答者数=2160名)
かかった人は4分の1と少数派。かからなかった人は予防もしてなかったというラッキーな人も多いものの、油断すると誰でもかかる可能性もあるので、気をつけたいですね。
予防には「甘いもの、脂っこいものを控える」「とにかく絞りきる」が主流。一方、乳腺炎かな、と思ったときには「冷やす」「マッサージ」がほとんどでした。冷やすときには「じゃがいもやさといもの湿布」と「食品用の保冷剤」が人気。

乳腺炎[にゆうせんえん]

炎症性の病気の代表
急性乳腺炎のほとんどは授乳期、ことに産褥期[さんじよくき]にみられ、うっ滞性乳腺炎と化膿性乳腺炎[かのうせいにゅうせんえん]の2つに分けられ、それぞれ治療法が異なっています。慢性のものでは乳輪下膿瘍[にゆうりんかのうよう]と呼ばれる病気があります。

●急性うっ滞性乳腺炎

若い初産の女性の分娩後2〜3日のころによくみられるもので、乳管から乳汁の排出障害があるために、乳房の腫れと軽い発赤[ほつせき]と熱感が起こります。初産の場合、乳管が狭いので乳汁が詰まってしまうことが原因と考えられています。

治療としては乳汁のうっ滞を取り除くために、乳房を温めて血液の流れをよくし、乳頭と乳輪をよくマッサージして授乳をつづければ、症状はすぐにとれてきます。

●急性化膿性乳腺炎

分娩後2〜6週のころに、うっ滞性乳腺炎[たいせいにゆうせんえん]の途中で乳頭の傷口から化膿菌が入ってこの病気にかかります。全身に寒けやふるえが出て発熱(38℃以上)し、乳房がかたく赤く腫れて激しく痛みます。その後炎症は1カ所に固まってきて膿瘍[のうよう](膿[うみ]の塊)をつくり、時には自然に破れて膿が外に出ることもあります。

治療は初期には乳房を冷湿布して、乳汁は搾乳[さくにゆう]します。乳房は安静を保つためブラジャーなどで固定し、マッサージはしてはいけません。抗生物質と鎮痛薬・消炎薬を内服します。

膿瘍ができたら、注射針で刺したり(膿を吸引する)、局所麻酔をかけて皮膚を切開して膿を出さなければなりません。

乳腺炎

●乳輪下膿瘍

慢性の乳腺炎[にゅうせんえん]
授乳・ホルモン分泌とは関係なく、若い女性によくみられる、乳輪の下にできる慢性の乳腺炎です。乳首のひっ込んだ人にできやすく、乳輪の下に痛みのあるかたいしこりができては破れて膿[うみ]が出ることを何回もくり返します。

根本的に治すには膿のたまった袋を完全に切除して、同時に中にひっ込んでいる乳頭が外に出るように形成手術をしなければなりません。